医療編 - 15. 「緊急事態(夜間、休日)」 | 外国人のための危機管理講座 | 留学情報サイトJPSS

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「緊急事態(夜間、休日)」

外国で病気になったり事故にあったりするととても不安になります。どうやって病院へ行けばいいのか、病院で言葉は通じるか、費用はどのくらいかかるのか、周りで面倒みてくれる人がいるか、など。しかも、病気や事故は突然起こります。がまんできるくらいの痛さなら、どの病院へ行けばいいかを調べてから、翌日に改めて行くこともできます。しかし、とてもがまんできるような状態ではない場合は、救急ですぐに病院へ行かなければならないこともあるでしょう。ただでさえ病院へ行くということが不安なのに、急病になったらどうしていいか分からずパニックになってしまうかもしれません。

急病になったら、事故にあったらどうすればいいか、救急車の呼び方と夜間や休日の診療について説明します。

明らかに命にかかわるような緊急事態であれば、すぐに救急車を呼びましょう。以下は救急車の呼び方です。

  • 1. 電話で「119」にかける。
  • 2. 「火事ですか、救急ですか」と聞かれるので「救急です」と答える。
  • 3. 状況を正確に伝える。(いつ、誰が、どこで、どうした、今どんな状態か?)
  • 4. こちらの場所(住所や目立つ建物など)、名前、電話番号を知らせる。
  • 5. 救急車が来るまでどうすればいいか聞く。
  • 6. 指示通りに待つ。
  • 7. 救急車が来たら隊員に状況を伝え、可能であれば周りにいる人で状況がわかっている人が同乗する。その際に保険証やお金を持っていくといいでしょう。

しかし最近は、それほど重症ではないのに救急車を呼ぶ人がいるため、本当に命にかかわる重症患者が救急車を呼んだ時にすぐに対応できず、救急車の到着が遅れてしまうということが起きています。東京消防庁では次のように言っています。「救急車は、けがや急病などで緊急に病院に搬送しなければならない傷病者のためのものです。緊急ではないのに救急車を要請すると、本当に救急車を必要とする事故が発生した場合、遠くの救急車が出動することになり、到着が遅れることで、救える命が救えなくなるおそれがあります。緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、救急車以外の交通機関等を利用してください。」

では、どの程度の症状の時に救急車を呼べばいいのでしょうか。東京消防庁では、そのような迷った時のために「救急相談センター」を設けています。

救急相談センター:電話番号 #7119(24時間対応 年中無休)

この症状の場合は救急車を呼んだ方がいいのか、呼ばなくても大丈夫なのか、応急手当はどうすればいいのか、診療可能な病院はどこか、などを指示してくれます。迷ったらすぐに電話しましょう。

また、東京都の各消防署では電話で救急病院の案内をしています。

しかし、次のような場合は迷わず救急車を呼んでください。救急車を呼んだからといって費用はかかりません。

  • 1. 呼吸、脈拍、意識がない。
  • 2. 大量に出血している。
  • 3. けいれん(ひきつけ)が10分以上たっても止まらない。
  • 4. その他、明らかに重症である、動くことができない、などの場合。

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医療機関は通常、日曜日、祝日、年末年始は休みです。それ以外にもお盆の時期(8月中旬)に夏休みをとったり、土曜日の午後は休診しているところもあります。また診療時間は朝9時から夕方4時くらいまでというところが多いです。

そこで大きな病院では、休日や夜間に救急の患者が発生した場合のために「救急外来」という時間外の診療を行っています。しかしすべての医療機関で救急外来を行っているわけではありません。東京消防庁では次のサイトで救急病院の案内を載せています。

また、東京都では「医療機関案内サービス ひまわり」が電話で音声サービスを提供しています。
電話: 03-5272-0303(24時間受付)

急病になった時にゆっくり調べている時間はありませんから、自分の住んでいる地域で救急外来を行っている医療機関の連絡先を今から調べてメモしておくといいでしょう。また、健康保険証はいつもそばに置いておきましょう。

なお、救急外来はあくまでも緊急時の診療を行うためのもので、「24時間開いている病院」という意味ではありません。救急外来の時間帯は専門の医師が不在なことが多く、また医師の人数も少ないため十分な治療が行えない場合があります。救急で受診しようとする場合は必ず最初に電話をかけ、現在の状態を伝え、すぐに受診すべきかどうか確認しましょう。

救急外来では、その場ではとりあえず当直の医師が応急処置や簡単な検査を行い、翌日以降、専門の医師が改めて診療することになります。

ちなみに、救急外来で受診しようとして電話をかけると、対応できる医師がいないとのことで断られることがたまにあります。あらかじめいくつかの病院の連絡先を調べておくといいでしょう。

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