地震編 - 4. 「災害時に電話は通じる?」 | 外国人のための危機管理講座 | 留学情報サイトJPSS

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「災害時に電話は通じる?」

自分が災害に遭ったら少しでも早く自分の安否を家族や知人に知らせたいものです。逆に、もし災害が起きた場所に家族や知人がいたら一刻も早く安否を確認したくなります。災害時にはこうして誰もが被災地内外からいっせいに電話をかけるため、電話交換機が処理能力を超過し、電話はつながりにくくなります。つながらないからといって大勢の人が何度もかけ直してしまうと、ラインはさらに容量不足になり、余計につながりにくくなってしまいます。携帯メールも同様で、通話とは異なる通信システムであるとはいえ、送信件数が殺到すれば届きにくくなります。

そんな中、果たして災害時にはどのような連絡方法があるのでしょうか。

携帯電話各社では通話が集中すると、回線がパンクしてしまわないよう発信規制が行われます。2007年7月に起きた新潟県中越沖地震の際は、NTTdocomo、auでは80~90%の発信規制が行われました。つまり電話をかけてもつながる確立が1/10~1/5 になるということです。また、災害で停電が発生し、基地局の電源がダウンした場合はサービスそのものが中断してしまいます。

しかし基地局については、災害時には各社とも移動電源車を緊急配備するため比較的早く復旧するようです。基地局さえ稼動すれば通信手段は何とか保たれるわけです。

災害伝言板を利用する

携帯電話各社は災害時には「災害伝言板」を設置します。これは次のようなもので、文字によるメッセージを残したり読んだりすることができます。

被災地にいる人がメッセージを残す場合:

  • 1-1. 自分の携帯電話番号を入力します。
  • 1-2. メッセージを全角100文字以内で入力して登録します。

被災地外からメッセージを確認する場合:

  • 2-1. 安否を確認したい人の携帯電話番号を入力します。
  • 2-2. メッセージが表示されます。

携帯電話は使える状態なのに(=画面内のアンテナが立っている状態)なかなか電話がつながらない場合は、この伝言板を利用するとよいでしょう。

ただし、この伝言板を利用して連絡を取り合うためには、普段から家族や知人の間で災害時の連絡方法を確認しておく必要があります。携帯電話の災害用伝言板の使い方、どの電話番号で連絡を取り合うのかなどを事前に確認しておきましょう。

なお、携帯電話各社では「災害用伝言板体験サービス」を実施しています。ぜひ利用してみましょう。

電池不足に注意!

災害時の携帯電話の使用で注意しなければならないことは電池切れです。なかなかつながらないからといって何度も電話をかけたり、圏外なのに電源を入れたままにしておくとあっという間に電池がなくなってしまいます。また1年以上たった電池は切れるのも早いです。携帯電話を使うのは最小限にし、圏外では電源を切るようにして少しでも電池を長く持たせるようにしましょう。

災害時は避難所や携帯電話各ショップで無料充電サービスが行われるようですが、自分でも予備の電池パックを用意して非常用防災バッグに入れておきましょう。また、手動式やソーラー式の充電器を用意しておくとさらに安心です。

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公衆電話は電話回線や通信機器の物理的な被害さえなければ停電時でも使えます。あらかじめ大量の硬貨を用意しておかなければなりません。

NTTでは災害時に公衆電話が設置または開放されます。

1. 特設公衆電話

災害救助法が発動された地域またはこれに準じた地域に無料の公衆電話が設置されます。

2. 臨時公衆電話

特設公衆電話だけでは対応しきれない場合に、必要に応じて有料の公衆電話が設置されます。

3. 街頭公衆電話の開放

街頭にある公衆電話が、停電のためテレフォンカードが使えないなどで使用不可能な状態が長期化するような場合は、無料で開放されることがあります。

災害用伝言ダイヤル「171」

NTTでは災害時に伝言ダイヤルを設けています。これは一般電話(プッシュ回線、ダイヤル回線とも)、公衆電話、災害時にNTTが避難場所などに設置する特設公衆電話、携帯電話などから利用でき、声によるメッセージを残したり聞いたりすることができます。

次のような手順で利用します。

「171」にかける。

メッセージを録音する場合:

  • 1-1. 案内テープの後に「1」を押す。
  • 1-2. 案内テープの後に自宅の電話番号(市外局番から)を押し、メッセージを30秒以内で登録します。

メッセージを再生する場合:

  • 2-1. 案内テープの後に「2」を押す。
  • 2-2. 案内テープの後に相手の電話番号(市外局番から)を押し、メッセージを聞きます。

ただしやはりこの伝言ダイヤルを利用して連絡を取り合うためには、普段から家族や知人の間で災害時の連絡方法を確認しておく必要があります。ちなみにメッセージの保存期間は48時間となっています。

なお、この災害用伝言ダイヤルは海外からは利用できません。海外へ連絡したい場合は、一度日本国内の他の地域にいる知人、勤務先、学校などに連絡をとり、そこから連絡してもらうようにしましょう。

インターネットを利用した「web171」というサービスは海外からも確認することができます。英語、中国語(簡体字)、韓国語の利用案内もあります。本人および海外のご家族などで画面操作に問題がないようであればこれを利用する手もあります。詳細は以下のサイトを参考にしてください。

いずれにしても、災害時は電話でもメールでもインターネットでも周りにあるものは全て試し、その中で使えるもの使うしかありません。その際、どんな連絡方法があるのか(どんなサービスが提供されているのか)をあらかじめ把握しておくことが非常に重要になります。そして、普段から家族、知人の間で災害時の連絡方法を確認しておきましょう。災害用伝言ダイヤルにメッセージを残したのに、誰にも確認されずに保存期間の48時間を過ぎてしまった、というケースもあるようです。

また、海外と直接連絡を取り合うのは難しいと思われます。できれば他の地域を経由した連絡経路を確保しておきたいものです。

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