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学問紹介 被服学
被服学
科学と文化の両面から被服を考える
人間生活と被服とのかかわりを、科学と文化の両面から研究していくのが被服学という学問領域です。繊維素材の開発・生産から被服のデザイン、縫製、販売、消費にいたるまでをトータルに研究する学問となっています。
研究内容には、被服材料学、被服管理学、被服整理学、被服衛生学、被服構成学、被服意匠学などがあります。
「被服材料学」では、繊維や布といった個々の素材の特質を研究し、それらの組み合わせなどを考え、着用時に快適な被服材料を探っていきます。「被服衛生学」では着心地や構造・機能などを研究して、発汗などの生理現象と被服の関係や、重ね着による保温効果などの研究をします。
また被服には、自己を表現する“個性の演出”という面があります。今後はこういった服飾文化という面の研究が進んでいくことでしょう。